シュタゲ30 [イラスト]
シュタインズゲートの突発シリーズです。
このシリーズのストックもなくなりました。次回から少し更新が滞るかもしれません。
現在わが国はどうあがいてもデフレです。
以前もデフレについてお話しました中でデフレは物価が下がると説明しましたがそれはデフレという状況下で起きる現象と見たほうがよいと最近考えを改めました。
ではデフレとは何がきっかけで起きるかというと供給能力が需要を上まったときに起きるのだと思います。
そしてデフレでは経済状況が良くないことが起きるというのは以前にもお話しました。
私はデフレ化では良いものが生みづらくなると思います。
私はアニメが好きなのでアニメのお話をしようと思います。
まずアニメーターのお給料がめちゃくちゃ安いというのはかなり知られていることだと思います。
以前ニコニコ動画のニュース記事で載っていましたが月給で1万円台とかそこまでいかない若手アニメーターがたくさんいると書いてありました。
実際ニコニコ生放送で配信されている方のお話で自給がうまい棒（10円）計算でお話をしていました。
そんな稼ぎでは当然生活できませんので皆さん副業やバイトをしていたり家族に助けてもらったりしてやっているわけです。
それでは長くお仕事を続けるのは難しい状況になります。
若手のアニメーターさんが育たなくなり、企業もどうせすぐ辞めると育成する気をなくしてしまいます。
今はアニメーターさんの善意、情熱で何とかしのいでいる状況だと思いますがとても危険な状態だといえるでしょう。
中堅やベテランの方も同じ歳の同じポジションのほかのジャンルの企業とではかなり収入に差があるようです。
つまりアニメ制作自体がぎりぎりのところでやっているのだと思います。
そんな中では新しいものへの挑戦する意欲はどんどん失われていくと思います。
とりあえず利益を確保するために大衆受けする無難なものばかりが生産されていきます。
今まさにそのような状況ではないでしょうか?
現在のアニメはCG技術の発展により高クオリティかつ効率化がとても進んでいると思います。
週間でこれだけのクオリティーのアニメを放送する現在のアニメの進歩はものすごいと思います。
ですが作画、演出の面で言えば過去の作品のほうがすごいものがあると感じることが多々あります。
最近の話ですがニコニコ生放送でGAINAXの「トップをねらえ!」という約25年前のアニメが放送されていましたがその演出の迫力に圧倒されていました。
ストーリーは少し飛躍しすぎていてわかりづらかったのですがとにかくひきつける演出、爽快感がすごくて逆に視聴者がこのストーリーを各自に補完していったのではないかと思いました。（ガンダムやEVAみたいに）
20年も前の作品でこれだけのものと思う反面20年たった今それだけのものが作れない状況があると思います。
たしかに20年前もアニメーターの経済状況は良くなかったとおもいますが当時は景気が良かったですしお金も頑張れば融通できたのだと思います。
経済状況がよければそれだけチャンスができますしチャレンジ意欲が格段に上がると思います。
ですが今このどうしようもないデフレ化では逆に利益を優先した万人受けするものが増えてしまいます。
もっと競争を激しくすればいいものができるのではないかと思うかもしれませんが今の状況での競争はアニメ制作会社の低コストハイパフォーマンス化を より強くするだけだと思います。
安い海外のアニメ会社に頼んだりそれにあわせて国内ではむちゃくちゃな賃金で働かなくてはならなくなったり。
実力のある人は何とかやっていけるかもしれませんがそれでも技術は伸ばせても創作力は衰退していってしまいます。
ましてや実力の無い人は辞めてしまいます。辞めさせられる状況になってしまいます。
これはアニメ業界の仕組みが悪いと考えられますがそれでも経済がましならまだ救いがあると思います。
つまりアニメにとってもこの危機的状況を乗り越えるのにはデフレの脱却が必要になるのだと思います。
安定した仕事や収入がある人にはデフレは悪いことには見えないかもしれませんが日本全体で見れば明らかに悪い状態です。 今の若者の失業率はどんどん冷え込んでいます。これはもはや努力不足とかそういう域ではないです。企業がほとんど募集していないそれに尽きるのです。それもこれも全てデフレ状況が起こしている減少だと思います。
ついでに言うと韓国はものすごくインフレですが賃金があがらないスタグフレーションというとんでもない状況にあります。不況なのに物価が上がり格差がどんどん広がるものすごい状況です。
今年こそこの状況を打破するためにきちんとしたデフレ対策を発言している人を見極め応援し、そういう代議士の先生を日本のことを真剣に考えている先生を応援していきましょう。
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