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2019-08-30 [イラスト]


人としての品格。
小さい頃は堅苦しく、むしろ疎くうっすら嫌悪感すら持っていたかもしれません。
しかし年を取るにつれ品格というものはとても尊ぶべきものだと感じます。
まず品格は一時で備わるものではありません。
何度も何度も積み重ねて少しづつ形成されていくものです。
もちろん簡単なものでもありません。
たくさんの苦渋、辛酸をなめその中でも折れず屈さず正しいと思った信念に従い行動し続ける。
その中で得られた経験、人との出会い、うれしさや悲しさ、寂しさや怒り色々な感情、感覚を経ることで形作られていきます。
何にも知らない世間知らずに品格は持ちえません。
もちろんただ黙っていれば外見で品格を感じるものはたくさんあると思います。
しかしそれは先人が積み重ねて形成したもの。
人としての品格はその振る舞いや言動にも表れます。
映画とかドラマとかもちろんアニメや漫画もそうなのですが悪役の品格がどうしようもないとどうにも薄っぺらくなってしまいます。
例えばジョジョのディオは確かにゲスの極みですがたくさんの辛酸をなめしかし決して屈することなく自分の信念を貫き通した、だから敵としての威厳があり物語を面白くしていると思います。
しかし悪役が子供じみた発想や感覚で世界征服とかそういうもののために暴力をふるったりなんだりはやはり興ざめしてしまいます。
今の社会の偉いところにいる奴らはまさにそれのような気がします。
品がなくただ自分の私利私欲のために行動する。
だから他人がどうこうなっても知ったこともなく自分の利益を得ることだけが正しくなってしまう。
特にここ最近のビジネスというもののうさん臭さはそこにあると思っております。
大局を見ず、ただ何となくの雰囲気で個人の利益だけを追求する。
そういったものは結局自分の身を亡ぼすものになります。
社会は一人で成り立っているものではない。
多くの人が支えあってできているものでその多くのものが疲弊すれば社会そのものが疲弊し、自分の利益すら小さくなってしまう。
大切なもの本当に欲しいものが何なのか、それをしっかり見つめなければ虚しい人生になってしまう。

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